臼蓋形成不全(女性・49歳)八尾市
お客様の声
ご感想
長時間歩くと股関節が痛み、足を引きずるほどでした。仕事や犬の散歩など歩かない日はなく、つらい思いをしていました。
現在の症状を話すと、身体の状態を分りやすく説明して下さり、それに対してどのような治療をするのかをきちんと伝えてくれるので安心して治療を受けることができます。
疑問点などにも丁寧に答えてくれ、.誠実で気さくな先生ずす。
院からのコメント
股関節は関節の中でも骨と骨が深く連結されているのですが、臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)は発育不全で、関節が浅くなっている状態です。 股関節は動作によって体重の数倍の力がかかる関節ですから、かぶりが浅く、面積が狭いと、その狭い点のような接触面に集中的に力が加わり負担が増えます。
今回の治療目的は、集中的にかかる負担を軽減すること。 既に変形性股関節症へ移行してしまった場合には、手術(人工股関節置換術等)も考えなくてはなりませんが、今回の患者さんは初期段階。
変形性股関節症への進行の予防が重要となり、
①体重を増やさない(減量)。
②股関節周囲の筋力トレーニングを行っていきます。
今までは、色々な所で筋肉をつける様にと言われ、具体的な話は無かったので取り合えずウォーキングを頑張ったそうです。 そのため、頑張って歩いては痛みが出てきて休む。痛みが無くなってきたら歩くを繰り返してきたそうです。
私たちは何気なく歩いていますが、一歩いっぽの体に伝わる衝撃は大きいものです。その衝撃を吸収し和らげてくれている役割を足の筋肉はしてくれています。 そのために大事なのは、ウォーキングを続ける準備として「足の筋力アップ」をすること。衝撃を吸収してくれる筋肉作りですね。
もちろん、疲労をためないように体のケアをしてあげる事も大事です。
まず患者さんには、今の体の状態、何が必要か、トレーニングの段階を説明して理解してもらいました。 筋力トレーニングも、今の体の状態に必要なことを行わないと障害につながるので注意が必要です。