体を動かす事の大切さ
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今年に入って1ヶ月が過ぎました。日本に強烈な寒波がやってきて、家の中に閉じこもっている人も多いのではないでしょうか。この時季は外に出ることに億劫になってしまいます。日ごろから運動をしている方は大丈夫ですが、そろそろ運動しないといけないよね。と考えている方には今の時季は厳しすぎますよね。もうすぐ立春、準備は今からしておいたほうが良いと思います。体の準備よりも心の準備を。その一つとしてモチベーション。「やる気」です。
患者さまの中でも運動はした方が良いと思っている方は多いです。しかし中々出来ない、続かない。そもそもなぜ運動をしたら良いのか。何に良いのか。と言った事を理解していないと頑張ることは難しいように思います。ではなぜ運動をしたほうが良いのかを考えてみましょう。
良い点
①体温を上げてくれる。・・・運動をすると体がポカポカしてきますよね。糖質や脂質などを使って、体を動かすエネルギーが作られているからです。そこには酸素も必要で血液によってドンドン運ばれて行きます。代謝が良くなるという事、この時季冷え性の方は嬉しいです。体温が上がると免疫力も上がると言われています。
②心臓に血液を送る。・・・血液は心臓から出て体のすみずみまで行って心臓に帰ってきます。出て行く時は心臓の力で押し出され、帰りは主に血管の周りにある筋肉の動きによって戻ってきます。特に心臓から遠く離れている足の筋肉を動かすことでムクミにも効果があります。
③「心」を安定させる。・・・科学的にも運動すると脳からホルモンが分泌され精神を安定させると言われています。難しい話しは置いといて、運動すると(汗をかくと)スッキリするように思います。(苦痛でしかない運動を除く)(*_*;
「悪い点」 と言うより間違った運動をするとマイナスな事が起こるという意味で”注意する点”とします。
注意する点
①頑張りすぎない。・・・我々は何かを始める時モチベーション(やる気)は一番高い所にあります。しかし気持ちには浮き沈みが必ずある事を理解しておくことが大事です。始めに高い目標設定をしないようにしましょう。運動に対して何を重要視するのかも大切です。運動を続ける事なのか。運動能力を向上させる事なのかで運動の設定も変わってくると思います。無理のない事から始めて少しづつ上げていけばよいと思います。運動が続かない事はもちろん、ケガも避けたいですね。
②疲れをためない。・・・運動をすると疲れは必ず出ます。この事も理解しましょう。疲れが出ることは悪い事では無いのですが必要以上に溜めていくとケガにつながります。自分で出来るストレッチやマッサージをしたりして疲れを溜めないようにしましょう。自分の身体の癖や弱点を知る事が大切ですね。
③嫌な事はしない。・・・全く楽しくなく苦痛でしかない運動はやりたくないですよね。人それぞれ楽しいと思うことは違うので、その人なりの工夫が必要だと思います。私のウォーキングだと花を見て歩く。山道を歩く。気分によって歩くコースを変える。等、色々工夫はしています。どの様な運動をしているか、色んな人の話しを聞いてみるのも良いですね。
以上の事から、まずは無理なくこれ位なら続けられるというのを見つけ、少しずつ自分に合った運動を作っていきましょう。病院でも「運動をして下さいね」とよく言われます。しかし、どんな運動をどれくらいしたら良いかわからないと思います。一度やってみて効果の有無を知り、修正を繰り返し作り上げていくものだと思います。その様な相談ができる人や環境があれば良いですね。
私自身、もともと体を動かすことが好きなので運動はしています。続けていると楽に体を動かせます。しかし毎日運動する時間が取れるわけではないので、1週間ほど出来ないこともよくあります。そんな時はあまり体調は良くないです。特にこの時季は寒さが身に応えます。体を長く冷やしていると必ず体調をこわす事を自覚しているので、体が冷えたなと思った時は早目に対処しています。健康を維持するために必要な免疫力を上げるには体を冷やさない、体の中から温める事が大事だと思っています。私にとって運動は欠かす事の出来ないものです。
運動の相談をされた時、正しく運動をしてケガの無いようにする事、自分のペースで長く続ける事の大切さを必ずお伝えしています。生活の質を下げないように、今出来る事をやっていきましょう。