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今、やるべき事を知る。

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腰痛で来院された患者さん。

転倒して病院で診てもらったら、すべり症の疑いがあると言われたそうです。転倒した事がきっかけで腰に痛みが出て腰が曲がり、気づけば前かがみになってしまっている。家族に姿勢が悪いと注意され、痛みを我慢して腰を伸ばすがかなり痛い。そしていつの間にか腰が曲がっている。ご本人も運動不足が原因だと思い痛みを我慢してなるべく動くようにし頑張っていたそうです。

治療を始める時、症状を聴いて治療の始まりから治癒するまでのスケジュールを考えます。大雑把に言うと「安静にする期間」と「動かしていく期間」です。この事は患者さんにも伝え共有しています。痛みに耐えてこそ良くなると思っている患者さんがとても多いです。今は安静にして下さいと言っても理解してもらうには時間がかかりますが、この説明は大事なのでしっかりと理解していただくまでお話しするようにしています。頑張る事は良いのですが、いつ頑張るかが大事なのだと。

痛みを我慢することで何が良くないのか。

一つは、痛みを長く感じていると周辺の筋肉が緊張してします。筋肉が緊張して硬くなり動きを悪くして血行も悪くなるように思われます。その事で自分で治そうとする力にブレーキをかけています。

もう一つは、痛みは体力と気力を奪います。痛みに耐えようとして無意識に相当力を入れ体力を消耗しています。安静にしていても痛みを感じるとリラックスが出来ないので良い睡眠が出来なくなり更に体力を奪われます。痛みを感じたり体調が良くない時は多少なりとも気持ちが落ち込みます。長く続くとよくない事ばかり考えて不安に支配されてしまいます。気持ちが落ちている時はこれもまた治そうとする力にブレーキをかけてしまいます。

以上の様な事にならないように治療のスケジュールを理解して、今はどの地点に自分が居るのかを知ることが大事だと思います。その事を理解すれば、今やるべき事がわかってきます。その時々に最善のことをする事が治癒と言うゴールに近づく方法なのだと思います。

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